グローバル金融の未来を創造する

2015年、当社のCEOジャック・チャンと3人の起業家仲間は、メルボルンでコーヒーショップを始めました。その経験が、Airwallexを立ち上げるきっかけになりました。当社の創業者たちは、コーヒーショップで使うコーヒーカップなどを海外で購入した際、その取引にかかる手数料やプロセスの煩雑さに頭を抱えてました。国境を越えた決済の非効率性は成長の妨げになると多くの経営者は悩むかもしれませんが、当社の創業者たちは、より良いソリューションを実現するための重要な要素としてとらえていました。

2018年中頃までには、Airwallexの取引高は飛躍的に拡大し、多くの機関投資家から出資を受けました。同年末には、取引高10億ドルを達成し、さらに8,000万米ドルを調達。企業評価額は、4億5,000万米ドルとなりました。

クロスボーダー決済ビジネスを牽引するAirwallexは、実施されたシリーズE-2資金調達により、企業評価額が56億米ドルに達しました。この年は、事業拡大や買収など目覚ましい成長を遂げた一年であり、中でも特に希少な中国での決済ライセンスを取得したことは、中国国外の外国企業として史上2社目の快挙となりました。

Airwallexは著しく成長し、年間取引量1,000億米ドル、顧客数10万社以上、そして年間収益5億米ドルに迫る規模となりました。

障害を困難と見る企業が多いところで、Airwallexは機会を見出す。「何か意味のあるものを築き上げたい」というジャックの揺るぎない情熱は、懸命な努力と相まって、コーヒーショップで生まれたような小さなアイデアでも、数十億ドル規模のグローバルなビジネスへと変えられることを証明しています。