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Published on 24 September 2026•3分

財務部門のAI活用は、業務の「現在地」を知ることから

Pranav Sood
Airwallex 最高財務責任者(CFO)

財務部門のAI活用は、業務の「現在地」を知ることから

AI活用の優先順位を決めるには、どこに時間がかかり、何が業務を滞らせているかを把握する必要があります。Airwallexは財務・コーポレートデベロップメント部門の約600業務を棚卸しし、約8割が反復業務であることを確認しました。発生頻度や所要時間の記録に加え、計20時間の現場ヒアリングで実態を確かめています。

経理・財務統制:月次決算のボトルネックを捉える

月次決算では、一つの工程の遅れが後続の作業に波及します。年間の削減時間に加え、繁忙期の処理能力も自動化の判断材料になります。共通業務を効率化し、各地域の担当者が専門知識や判断を要する仕事に時間を使えるようにすることも狙いです。

税務:手順をそろえ、自動化の土台をつくる

25か国超の税務に対応する中で、地域ごとに異なるデータ収集・照合手順の標準化を進めています。申告書類の作成を支える共通基盤も構築中で、内製化による年間約100万米ドルの費用削減を見込んでいます。

資金管理:反復業務を減らし、判断に時間を使う

資金管理では業務の75%が日次で発生し、自動化もすでに進んでいます。そこで生まれる余力を、人の判断と機械学習が必要な予測や流動性の最適化に振り向けます。

FP&A:データを整える作業をAIで支援する

FP&A(財務計画・分析)では、AIが予算提出資料の照合や形式の統一を支援しています。準備・検証の負担を減らすことで、担当者が分析と意思決定に集中できるようにします。

優先順位を付け、現場で実行する

各チームの優先順位付きロードマップは策定済みで、約100のプロジェクトが位置づけられています。現場担当者による開発も進行中です。残る案件は期待効果、実現可能性、実行に割ける余力で評価します。各部門責任者が変革を担い、効率改善に結びつくOKRと定期的な進捗確認で実行を支えます。

原文:Building the baseline for AI transformation

本記事は情報提供を目的としており、法務・規制・税務・投資に関する助言ではありません。個別の事情に応じた判断については、専門家にご相談ください。

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Pranav Sood
Airwallex 最高財務責任者(CFO)

Pranav SoodはAirwallexの最高財務責任者(CFO)として、同社の次の成長フェーズを牽引する一翼を担っています。Bain & Company、GoCardless、Airwallex、Bain Capitalで戦略、オペレーション、投資に携わった経験を持ち、現代の財務リーダーシップについて、戦略と事業の両面を踏まえた独自の視点を備えています。

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