スタートアップから中小企業(SME)まで、利便性・コスト効率・セキュリティを兼ね備えた決済・入金手段の選択は、国内外のビジネス拡大に欠かせない課題です。本記事では、法人向けPayPalとAirwallexを比較し、手数料・機能・メリットに焦点を当てて解説します。両社の違いを把握し、業務効率化に最適なプラットフォームを選ぶための参考情報をご提供します。
PayPalとは?
PayPalは、世界的に知られたサードパーティのオンライン決済プラットフォームです。1998年創業、2015年にNASDAQに上場。2023年末時点で、PayPalの個人・法人アカウント数は4億2,600万を超えています。銀行口座やクレジットカードなど各種決済手段をPayPalに連携するだけで、世界200以上の国・地域のネットショップや加盟店で支払いが可能です。PayPalアカウント間の送金サービスも提供されており、取引手数料が発生する場合があります。
PayPalには個人アカウント・プレミアアカウント・ビジネスアカウントの3種類があります。スタートアップやSMEには、ビジネスアカウントを通じて24通貨・180以上の市場への決済が可能です。クレジットカード決済の受け取りや、メールアドレスを持つ相手への支払いにも対応しています。
PayPalの主なビジネス向けサービスは以下のとおりです。
オンライン決済:ウェブサイト・モバイル・オンライン請求書を通じた決済ソリューション
オンライン送金:受取人のメールアドレスを入力するだけで、PayPal加盟店やサプライヤーへの支払い・送金・振替が可能
ビジネスデータ分析
PayPalは世界各国の規制当局のもとで運営されているオンライン決済プラットフォームです。日本での利用にあたっては、預金保護の対象外となる場合がある点にご注意ください。

Airwallexとは?
Airwallexは2015年創業のオールインワン財務プラットフォームです。企業の業務効率化と収益向上を支援するため、以下のサービスを一体提供しています。マルチカレンシー法人口座、スピーディーな海外送金、法人カード、経費管理、オンライン決済収納を通じて、グローバルな資金管理と決済業務を効率化します。
世界60以上のライセンス・許認可を取得し、10万社以上の企業に導入されています。年間処理総額は1兆ドルを超え、世界中の企業のグローバル資金管理を支えています。
Airwallexでは、マルチカレンシー口座(グローバルアカウント)の申し込みはウェブサイトから数分で完了します。USD・GBP・EUR・AUD・JPYなど23以上の通貨に対応したローカル口座情報(アカウント情報)を取得可能。海外取引先から希望通貨で入金を受け取り、同一通貨のままサプライヤーへの支払いや給与振込に活用することで、不要な為替手数料を削減できます。
Airwallexの国際送金は、150以上の国・地域、60以上の通貨に対応した広大なネットワークを通じてシンプルに行えます。為替レートはインターバンクレート+0.2%〜の透明性の高いレートで通貨換算できます。外国為替手数料を大幅に削減でき(※一般的な銀行手数料との比較)、取引の90%以上がSWIFTではなくローカルレールで処理されます。約85%の入金が当日〜数時間以内に完了し(※処理時間は通貨・金融機関により異なります)、約50%は即時着金します。
また、Airwallexが提供するAPI連携を活用することで、企業は顧客からの決済受け取りを多様な形式で行えます。主な方法は以下のとおりです。
Shopify・WooCommerce・MagentoなどECプラットフォームとの標準連携
自社サイトからAirwallex決済ページへのリダイレクト
Airwallex APIを使ったバックエンドへの決済フロー直接組み込み、またはiOS・AndroidアプリへのSDK統合
Airwallexは、日本を含む各国・地域で必要なライセンス・登録のもとサービスを提供しています。多要素認証によりユーザーデータを保護し、セキュリティを強化しています。
法人向けPayPalとAirwallexの比較
| Airwallex | PayPal(ビジネスアカウント) |
|---|---|---|
法人口座開設 | 無料 | 無料 |
ビジネスの性質 | オールインワン財務・送金プラットフォーム | サードパーティのオンライン決済プラットフォーム |
主なビジネス向けサービス | マルチカレンシー口座、海外送金、法人カード(Visa)、経費管理ツール、オンライン決済収納、API | オンライン決済・収納、請求書発行、送金・資金移動 |
FXレート | インターバンクレート+0.2%〜 | |
海外送金手数料 | 120以上の国へのローカル送金:送金手数料0円 SWIFT送金:1件あたり所定の手数料(詳細は公式サイト) | |
法人カード |
PayPalの手数料
PayPalのビジネスアカウントでは、商品・サービスの売買、QRコード決済の受け取り、各種ビジネス取引が可能です。取引手数料が発生します。主な手数料は以下のとおりです。
国内取引の受け取り標準レート:商業取引3.9%+固定手数料、QRコード取引2.9%+固定手数料
国際取引の受け取り:国内受取手数料+追加手数料(通常+0.5%)
オンラインカード決済サービス(国内):クレジット・デビットカードの高度な決済で3.9%+固定手数料
通貨換算:基準為替レート+3%
Airwallexの手数料
Airwallexのビジネスアカウントを開設する際の主な費用は以下のとおりです。
マルチカレンシー口座:口座開設無料
海外送金:ローカル送金は無料。SWIFT送金は1件あたり所定の手数料(詳細は公式サイト)
通貨換算:インターバンクレート+0.2%
法人カード(Visa):マルチカレンシー対応バーチャル法人カードの発行無料、海外取引手数料免除
法人がAirwallexでグローバル資金管理を効率化するには?
Airwallexのグローバルビジネスアカウントにより、法人はいつでもどこでも多通貨での資金管理が可能です。顧客の希望通貨で直接入金を受け取ることで不要な為替手数料を排除。すべての取引がオンライン上で透明に管理でき、SMEのグローバル決済・財務業務の効率化を実現します。法人向けPayPal比較においても、Airwallexはコスト・機能の両面で優れた選択肢です。
また、Xero・Amazon・Shopifyなど主要プラットフォームとのAPI連携により、企業は決済フローを完全にコントロールし、顧客体験を向上させることができます。

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