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Published on 19 April 2024•5分で読めます

WiseとAirwallexの違いは?法人口座の機能を比較

Shermaine Tan
Manager, Growth Marketing

WiseとAirwallexの違いは?法人口座の機能を比較

Wise Businessは、低コストの海外送金とシンプルな多通貨口座に強いサービスです。Airwallexは、多通貨口座に加えて、法人カード、経費管理、請求書支払い、オンライン決済の受け取りまでを一つにまとめた金融プラットフォームです。この記事では、両者の違いと、どんな企業にどちらが向くかを整理します。

本記事は、シンガポールなど海外で事業を行う法人がサービスを選ぶ場面を想定した比較です。機能は記事公開時点の公開情報に基づいており、日本法人向けの提供内容とは異なります。

※サービス提供状況:グローバル口座(外貨口座)、海外送金・両替、法人カード、経費管理、請求書支払い、会計ソフト連携は、日本法人向けには現在提供準備中です。海外法人の場合は、法人の所在国・地域と審査条件により利用できる場合があります。日本法人が現在ご利用いただけるのはオンライン決済です。

AirwallexとWise Businessの違いは何?

最大の違いは、対応する業務の広さです。Wise Businessは海外送金と外貨の保有・両替に絞ったサービスで、Airwallexは支払い、受け取り、社内の支出管理まで一つの画面で扱えるようにしたサービスです。

Wiseは個人向けの海外送金サービスとして始まり、法人向けにも広がってきました。低コストの為替と、料金が分かりやすい送金が特長です。多通貨口座、多通貨デビットカード、会計ソフトとの連携などを備えています。

Airwallexは法人専用のサービスです。グローバル口座、為替と送金、法人カード、経費管理、請求書支払い、オンライン決済の受け取りを一つのプラットフォームにまとめています。同じ通貨のまま受け取り、保有し、支払えるため、不要な両替を減らせます。

どの機能が違う?機能比較表

主な違いは、決済の受け取りと社内の支出管理です。次の表は、記事公開時点の公開情報をもとに、機能の位置づけを比べたものです。

項目

Airwallex

Wise Business

位置づけ

支払い・受け取り・支出管理を含む金融プラットフォーム

海外送金と多通貨口座に特化したサービス

多通貨口座

あり(現地口座情報つきの通貨に対応)

あり(現地口座情報つきの通貨に対応)

海外送金

現地の決済網とSWIFT(国際的な銀行間送金網)に対応

送金が中心機能

為替レート

実勢レート(銀行間為替レート)に小幅の上乗せ

中間為替レートに手数料を加える方式

オンライン決済の受け取り

決済ゲートウェイを提供

決済リンク・請求書・QRコードが中心

法人カード

仮想カードと物理カード

ビジネスデビットカード

経費管理・請求書支払い

承認フローつきで一体提供

基本的な請求書の取り込みと支払い

会計ソフト連携

あり

あり

料金体系の考え方はどう違う?

どちらも、為替レートと手数料の組み合わせでコストが決まります。ただし、レートの示し方が異なります。具体的な料金は変わることがあるため、各社の最新の料金ページで確認してください。

  • Wise Business:中間為替レートを使い、そこに手数料を加える方式です。手数料の内訳が見えやすい点が特長です。

  • Airwallex:実勢レート(銀行間為替レート)に小幅の上乗せをした為替レートを使う方式です。通貨の組み合わせによって上乗せ幅が変わります。

比較するときは、次の3点を、実際の送金額と頻度に当てはめて計算してください。

  • 為替のコスト:レートへの上乗せと、別に発生する手数料の合計

  • 送金や受け取りにかかる固定の手数料:1件ごとに発生する費用

  • カード発行や決済の受け取りなど、周辺サービスの費用

送金の回数が少なく、金額も小さいうちは、差は小さくなりがちです。取引が増えるほど、レートの差や固定費が積み重なるため、事業の見通しに合わせて比べておくと安心です。

海外送金と決済の受け取りはどう違う?

送金はどちらも得意ですが、オンライン決済の受け取りはAirwallexのほうが幅広く対応しています。

Wiseは、中間為替レートに透明な手数料を加える料金体系で、送金を低コストで行える点が強みです。決済の受け取りは、決済リンク、請求書、QRコードが中心です。ECサイトに組み込む本格的な決済ゲートウェイ(サイト上でカードなどの支払いを受け付ける仕組み)は、記事公開時点では確認できませんでした。

Airwallexは、現地の決済網を使った送金に加え、決済ゲートウェイを運営しています。Shopify、WooCommerce、Magentoなど主要なECプラットフォーム向けのプラグインも提供しています。なお、日本法人が現在利用できるのは、このオンライン決済です。

法人カードと経費管理はどう違う?

社内の支出まで一元管理したい企業には、Airwallexの一体型のほうが向いています。

Wiseはビジネスデビットカードを提供しており、世界中でオンライン決済や店頭決済ができます。取引通貨の残高がない場合は、両替手数料がかかります。経費の承認フローや立替払いの精算は、別のソフトで補うケースが多くなります。

Airwallexは、仮想カードと物理カードの法人カードに、経費管理と請求書支払いを組み合わせています。従業員がレシートを撮影して経費を申請し、設定した承認フローで処理できます。財務担当者は支出をリアルタイムで確認でき、国内外の従業員や取引先への支払いも同じ画面から実行できます。これらは日本法人向けには提供準備中の機能です。

残高の運用や会計ソフト連携はどう違う?

どちらも残高の運用と会計ソフト連携に対応しています。違いは、周辺機能とのつながり方です。

Wiseは、対象通貨の残高を運用ファンドに預けて利息収入を得られる仕組みを用意しています。会計面では、XeroやQuickBooksと連携し、Oracle NetSuiteにも銀行データとして取り込めます。取引データは自動で元帳に入りますが、ワークフローの自動化は会計ソフト側で行います。

AirwallexはAirwallex Yieldとして、ウォレットの余剰資金をマネーマーケットファンドで運用する仕組みを提供しています。会計連携はXero、QuickBooks、NetSuiteなどに対応し、ECプラットフォームとも接続できます。送金、請求書、経費の承認フローと組み合わせて使えます。

自社にはどちらが向いている?

送金だけで足りる小規模なチームはWise、業務全体を一つにまとめたい成長企業はAirwallexが選択肢になります。

  • Wiseが向くケース:海外送金と外貨の保有が主な用途で、フリーランスや小規模チームなど、ニーズがシンプルな場合

  • Airwallexが向くケース:送金に加えて、決済の受け取り、法人カード、経費管理、請求書支払いまで一つにまとめたい場合

事業が広がると、決済受け取りや経費管理のために別のツールを足す必要が出てきます。最初から一体型を選ぶと、利用するサービスが減り、管理の手間を抑えやすくなります。ただし、日本法人が現在使えるのはオンライン決済のみです。海外法人でも、所在国・地域と審査条件によって利用できる機能は変わります。

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よくある質問

Wise Businessとは何ですか?

低コストで透明性の高い為替レートで、資金の保有・両替・海外送金ができる多通貨の法人口座です。個人向けの海外送金サービスとして始まり、法人向けに広がりました。

AirwallexはWiseと何が違いますか?

Airwallexは法人専用で、海外送金に加えて、法人カード、経費管理、請求書支払い、オンライン決済の受け取りまでを一つのプラットフォームで扱えます。Wiseは海外送金と多通貨口座に特化しています。

日本法人でもAirwallexの法人口座や法人カードは使えますか?

日本法人向けには、グローバル口座、海外送金・両替、法人カード、経費管理などは現在提供準備中です。日本法人が現在ご利用いただけるのはオンライン決済です。海外法人は、所在国・地域と審査条件により利用できる場合があります。

送金だけならどちらを選べばよいですか?

送金と外貨の保有が主な用途なら、Wiseのようにシンプルなサービスでも足りる場合があります。決済の受け取りや経費管理まで一つにまとめたい場合は、Airwallexのような一体型が選択肢になります。

よくある質問(FAQ)

WiseとAirwallexの手数料の違いは何ですか? 

シンガポールのWise Businessは中間為替レートを採用し、約0.26%から始まる別途両替手数料・S$99の一回限りの初期費用・複数通貨のSWIFT受け取りに対する固定手数料が発生します。

AirwallexのExploreプランでは口座開設・月額費用はかかりません。銀行間為替レート(実勢レート)に小幅のマークアップ(通常0.4〜0.6%)を上乗せした為替レートを採用し、120カ国以上への現地送金はS$0、SWIFT送金の固定手数料はS$20〜35のみです。 

WiseとAirwallexではどちらが優れていますか?

シンガポールへの進出を見据え、アジア全域やグローバルへの成長を計画している企業にとって、Airwallexがより優れた選択肢です。Wiseは低コストの基本的な海外送金に強みがありますが、Airwallexは競争力のある為替と送金機能に加え、マルチカレンシー口座・法人カード・経費管理・請求書支払い・決済受け取りを備えた金融業務プラットフォームを一体で提供し、事業成長に合わせてスケールできます。

AirwallexとWiseの法人口座を両方持てますか?

はい、AirwallexとWiseの法人口座はどちらも開設できます。ただし、フリーランスでない限り、Airwallexをメインの口座とすることをお勧めします。より幅広い機能と成長余地があり、後からサービスを乗り換える必要がないからです。 

Airwallexは安全ですか? 

はい、Airwallexは安全に利用できます。暗号化・厳格なアクセス制御・PCI DSSやSOCレポートなどの国際標準への準拠といった銀行グレードのセキュリティで、データと取引を保護しています。顧客資金は規制要件に基づき、主要なグローバル金融機関で保護されており、従来の銀行のように他の用途に貸し出されることはありません。

AirwallexはシンガポールでMASライセンスを取得していますか? 

はい、Airwallex (Singapore) Pte. Ltd.はシンガポール金融管理局(MAS)より、決済サービス法に基づく主要決済機関(Major Payment Institution)として認可を受けており、国内外送金・加盟店契約・電子マネー発行などのサービスを提供しています。 関連会社のAirwallex Capital (Singapore) Pte. Ltd.もMASから資本市場サービスライセンスを取得しており、Yield(利息運用)サービスを提供しています。 

Wiseは安全ですか?

はい。Wiseは多要素認証・24時間365日の不正監視・暗号化など強固なセキュリティ対策で顧客口座と海外決済を保護しています。顧客資金は規制を受けた機関の保護口座に保管されており、他の用途に貸し出されることなく、規制に従って安全に管理されています。

WiseはシンガポールでMASライセンスを取得していますか?

はい。Wise Asia-Pacific Pte. Ltd.はシンガポールにてMASにより決済サービス法に基づく主要決済機関として規制を受けており、証券先物法に基づく資本市場サービスライセンスも保有しています。シンガポールの顧客向けの決済・投資関連サービスは現地の規制監督下で運営されています。

出典: 

  1. https://wise.com/sg/pricing/business

  2. https://wise.com/sg/business/invoices

  3. https://wise.com/sg/send-money/

  4. https://wise.com/help/articles/2897238/which-currencies-can-i-add-keep-and-receive-in-my-wise-account?origin=related-article-3MObHiWysjT2DzDNHTupa4

  5. https://wise.com/help/articles/3EsxRDF4uNpQncdgH480os/fees-for-receiving-money-by-swift

  6. /en-sg/terms/fee-schedule

  7. https://wise.com/sg/card/

  8. https://wise.com/sg/business/receive-money

  9. https://wise.com/sg/pricing/business/card-fees?sourceAmount=1000&sourceCurrency=SGD&targetCurrency=USD&track=false

  10. https://wise.com/sg/blog/airwallex-vs-wise

 本記事はAirwallexによる法的・税務的・専門的なアドバイスを構成するものではなく、そのようなアドバイスを求めることに代わるものでもありません。また、コンテンツの正確性・完全性・最新性について、明示・黙示を問わず一切の表明・保証を行いません。更新のご要望は [[email protected]] までお問い合わせください。Airwallex (Singapore) Pte. Ltd.(登録番号:201626561Z)はシンガポール金融管理局(MAS)の認可・規制を受けた主要決済機関です。

他の地域の記事を読む:シンガポール

Shermaine Tan
Manager, Growth Marketing

Shermaine spearheads the development and execution of content strategy for businesses in Singapore and the SEA region at Airwallex. Leveraging her extensive experience in eCommerce, digital payment solutions, business banking, and the cross-border industry, she provides invaluable insights that guide businesses through the complexities of global commerce. Specialising in crafting relevant and engaging content that resonates with business owners, her work is designed to drive growth and innovation within the fintech and business economy space.

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